TIS ENGINEER NOTE

ITエンジニアのためのキャリア向上ノウハウブログ

プログラミング

シンプルな構成から学ぶVue.jsのコンポーネント

更新日:

今ノリに乗っているjavascriptフレームワーク『Vue.js』

Vue.jsを利用するなら是非とも身に付けたいコンポーネントを使った構成について、今回は超簡易的なソースコードを例に挙げて解説していこうと思います。

概要

今回は非常に簡易的なログイン画面のようなものを作ってみます。

あとはComponent間のデータの受け渡しを把握しやすくするために、入力中の値をリアルタイムで表示する機能も実装します。

入力フォームに値を入力し、送信ボタンを押すことでサーバーにデータを送信し登録する形になります。

サーバー側は送信されたemailをユーザーテーブルに登録するという処理を行なっていますが、今回は関連性が薄いため説明は省略します。

最終的に出来上がるページはこんな感じ。無骨ですね。

ログイン前

ログイン後

ソース

HTML

<div id="main-flame">
  <div v-if="!login">
    <preview-email v-bind:disEmail="email"></preview-email>
    <email-input @input-email="emailValue"></email-input>
    <email-submit @submit-email="sendEmail"></email-submit>
  </div>
  <div v-else>
    Welcome!
  </div>
</div>
<script src="bundle.js"></script>

この後紹介するjavascriptソースで作成するカスタム要素を中心にして記述しています。

javascript

import Vue from 'vue'
import axios from 'axios'

// プレビュー表示
Vue.component('preview-email',{
  template: '<p>email:{{ disemail }}</p>',
  props: ['disemail']
})

// 入力フォーム
Vue.component('email-input',{
  template: '<input v-on:input="emailInput" v-model="inemail" placeholder="edit me">',
  data (){
    return {
      inemail: ''
    }
  },
  methods: {
    emailInput: function(){
      this.$emit('input-email', this.inemail)
    }
  }
})

// 送信ボタン
Vue.component('email-submit',{
  template: '<button v-on:click="createUser" >送信</button>',
  methods: {
    createUser: function() {
      this.$emit('submit-email')
    }
  }
})

// メインフレーム
new Vue({
  el: '#main-flame',
  data:{
    email: '',
    sendResult: '',
    login: false
  },
  methods:{
    emailValue: function(inEmail){
      this.email = inEmail
    },
    sendEmail: function(){
      axios.post('http://localhost:1323/users/',{
        email: this.email
      })
      .then(response => {
        this.login = true
      })
      .catch(function (error) {
        console.log(error);
      });
    }
  }
})

基本的には親要素である、main-flameのIDを保持するdiv要素を経由させて入力フォーム、プレビュー箇所のデータのやりとりを行なっていくイメージです。ちなみにformタグを使用していないため、一般的な登録画面とは異なりますが、説明の便宜上このような構成を取っております。

以下でもうちょっと細かく見ていきます。

メインフレーム(親要素)

まずは

  • 入力フォーム
  • 送信ボタン
  • プレビュー表示箇所

を内包する親要素です。

// メインフレーム
new Vue({
  el: '#main-flame',
  data:{
    email: '',
    sendResult: '',
    login: false
  },
  methods:{
    emailValue: function(inEmail){
      this.email = inEmail
    },
    sendEmail: function(){
      axios.post('http://localhost:1323/users/',{
        email: this.email
      })
      .then(response => {
        this.login = true
        this.email = ''
      })
      .catch(function (error) {
        console.log(error);
      });
    }
  }
})

こちらはVue.jsを使い始めると紹介される一番ベーシックな書き方で定義しています。

el要素にコンポーネントを包み込むためのdivタグのidを記載します。これによって指定したdivタグ配下の要素が以下の処理の管理下に置かれるイメージです。

dataはこのメインフレーム内で扱うデータを定義しています。例えばemailであれば、このデータを元に入力フォームのデータをプレビュー表示箇所に受け渡しなりを行うために用意しています。

で、最後にmethodsですが、こちらは名前の通り実行する処理を書いていきます。上で説明したようなフォームの入力の保持であったりサーバーとの通信を行う処理を記述しています。

emailValueでは引数として渡された値(inEmail)をdataで用意したemailに代入します。

sendEmailではdataのemailの値をサーバーにPOSTする処理を行なっています。転送が成功した場合、表示制御に使っているloginをtrueに設定しています。これによって、Welcome!が表示されるようになります。

ここで宣言されているメソッドは子要素から呼び出されて処理を開始します。呼び出し方などの詳細は子要素の方で解説します。

入力フォーム

次は入力フォーム部分のコンポーネントです。

// 入力フォーム
Vue.component('email-input',{
  template: '<input v-on:input="emailInput" v-model="inemail" placeholder="edit me">',
  data (){
    return {
      inemail: ''
    }
  },
  methods: {
    emailInput: function(){
      this.$emit('input-email', this.inemail)
    }
  }
})

子要素は全てComponent形式で利用していきます。

templateには実際に描画するためのHTMLタグを記述します。

v-on:input="emailInput"によって、値が入力された時にmethodsで宣言しているemailInputが実行されます。

v-model="inemail"ではdateにあるinemailを入力フォームの値に紐付けています。

dataの記述の仕方がメインフレームの時と異なりますが、Componentではdataは関数である必要があるため、このように記述しています。

methodsemailInputの内容がちょっとわかりにくいのですが、一旦HTMlのemail-inputを見てみてください。

<email-input @input-email="emailValue"></email-input>

email-inputタグにおいて@input-email="emailValue"とありますが、これは親要素であるフレームワーク内で用意されている関数であるemailValueをinput-emailという要素に結びつけています。

あとはmailInputの$emitにinput-emailを渡したい引数と共に渡すことで親要素のemailValueコールされます。

この$emitは親要素のイベントを発火させるためのメソッドです。

上で説明済みですが、親要素では引数に渡された入力フォームに入力された値を自身のdataにセットしているわけです。

ここでセットした値がプレビュー表示やボタン押下時のサーバー通信に利用されることとなります。

プレビュー表示

次に入力した値がリアルタイムで表示させるプレビュー表示部分の処理です。

// プレビュー表示
Vue.component('preview-email',{
  template: '<p>email:{{ disemail }}</p>',
  props: ['disemail']
})

わかりやすいようにHTMLファイルの記述も再度載せておきます。

<preview-email v-bind:disEmail="email"></preview-email>

ここではそこまでややこしいことはやっておりませんが、HTMLのカスタム要素が少しわかりづらいかもしれません。

templateでは入力フォームの時と同じように、画面に表示される際のHTMLタグを記述しています。今回はpタグの中に{{ disemail }}と記述されることで、javascriptで処理された値を表示するようにしています。

表示させる値はpropsで宣言されている値です。このpropsは親要素からデータを受け取り、値が変化することになります・

HTMLの方でv-bindを利用して、propsに親要素で宣言されているdata、emailをセットしているのが確認できると思います。

送信ボタン

最後のコンポーネントである送信ボタンです。

// 送信ボタン
Vue.component('email-submit',{
  template: '<button v-on:click="createUser" >送信</button>',
  methods: {
    createUser: function() {
      this.$emit('submit-email')
    }
  }
})

そしてこちらが対応するHTMLのコード。

<email-submit @submit-email="sendEmail"></email-submit>

基本的にやっていることは入力フォームと同じで、emitを使って親要素のイベントを発火しています。

ボタンをクリックすることで、

  • 送信ボタンコンポーネントのcreateUserが呼ばれ
  • その中で親要素のsendEmailが呼び出され
  • axiosを利用したサーバー通信が行われる

といった流れになります。

まとめ

いかがだったでしょうか。親子関係においてどのようにデータが流れ、イベントが動き出すのか、ということがイメージできればそこまで難しくないことかと思います。

もし今回の投稿で不明な点、うまく行かない点などあれば、twitterや問い合わせから質問を投げてもらえればできる限りの対応をさせていただきます。

Vue.jsには単一ファイルコンポーネントという面白そうなアプローチもありますので、そちらについても取り組んでみて共有できればなと思います。

Vue.jsはこれからもどんどん盛り上がっていき、需要も増えるフレームワークでしょう。是非一度触ってみてください。

閲覧いただき、ありがとうございました。

よく読まれている記事

エンジニア独立

2019/4/15

フリーランスエンジニアとして働くことの実情

こんにちは、フリーランスエンジニアのてぃすです。 最近は本業が忙しくブログの更新が滞っておりました。更新を楽しみにしてくださった方々、申し訳ありませんでした。 今後もエンジニアにとって有益な情報を提供できるよう更新を再開していこうと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。 フリーランスエンジニアの実情 このブログではフリーランスエンジニアとして働くことの利点や、実際にどのようなステップでフリーランスエンジニアになるかについての記事をなんども書いてきました。 しかし実際にフリーランスエンジニアとして ...

続きを読む

office

エンジニア独立

2019/5/29

エンジニア歴2年の僕がレバテックフリーランスでフリーランスを目指してみた

正社員エンジニアからフリーランスエンジニアへの方向転換の一環として、業界最大手であるレバテックフリーランスの個人面談に出向いてきたので、その感想を書いていこうと思います。 フリーランスというと知識・経験・人脈を兼ね備えたスーパーエンジニアしかなれない存在だと思っている人も少なくありません。 しかし最近では今回紹介するレバテックフリーランスや以前の記事で紹介したギークスジョブなどといったエージェントを利用すれば、僕のように経験の浅いエンジニアでも十分に目指せる働き方となっています。 この記事が現在働いている ...

続きを読む

エンジニア独立

2019/4/20

【時給2000円以上】経験者が語る派遣エンジニアの魅力

どうも、フリーランスエンジニアのてぃすです。 巷で語られているITエンジニアの働き方といえば、正社員 or フリーランス、というのが主流として語られています。 しかしITエンジニアにとって美味しい働き方がもう1つ存在しています。 それが今回紹介する派遣エンジニアです。 ぼくもフリーランスエンジニアとして独立する前の準備期間に派遣エンジニアを活用しました。 今日はその派遣エンジニアという働き方の魅力と活用方法について紹介していきます。 派遣エンジニアとは 今回紹介する派遣エンジニアという働き方を一言で表すと ...

続きを読む

エンジニア独立

2019/4/15

エンジニアがキャリアアップするための3つのテクニック

こんにちは、フリーランスエンジニアのてぃすです。 エンジニアという職業の中でも高収入とライフワークバランスを実現して充実した人生を送っている人もいれば、低い給料と長時間労働で疲弊しきっている人もいます。 僕も半年前まではエンジニアという職業を見限ってしまおうかと真剣に考えるほど、残念な状況にいました。 しかしこのまま終わってしまうのは悔しいと思い一念発起して行動を起こし、半年の間に月収を3倍以上あげることに成功しました。自分言ってて胡散臭い話ですが、実体験です。 キャリア向上を目指した行動の中には、意識し ...

続きを読む

エンジニア独立

2019/4/23

エンジニア派遣でキャリアを積んで高収入を目指す

エンジニアとして採用面談を受けたことのある人なら分かると思うのですが、面談の時に最も重要視されるポイントは業務経験です。 もちろん普段の個人学習や、技術への関心などでフォローできる面もありますが、一番見られるのはどんな技術を使って、どんな業務を行ってきたかという点なんですよね。 採用する側もプロダクトの正否を左右する立場として責任を負っているわけですから当然です。 そんな時、良質な職務経験をどのように積むことができるか、というのがポイントになってきます。 今回はキャリア構築のための、派遣エンジニアという選 ...

続きを読む

-プログラミング
-,

Copyright© TIS ENGINEER NOTE , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.