プログラマにオススメする漫画『王様達のヴァイキング』

      2017/12/10

突然ですが僕は漫画が好きです。

ジャンルを問わず、ワクワクしたり衝撃を受けるような物語を定期的に摂取しないと心の平穏を保てないほどです。

漫画といっても様々なストーリーや題材がありますが、最近お気に入りの『王様達のヴァイキング』は僕の職業でもあるプログラマをメインに据えた物語です。

プログラマが題材と言うと、辛い環境で働く人間のドロドロした日常を描いているんじゃ・・・とか思われるかもしれませんが、そんなことはありません。痛快・爽快なエンターテイメント作品です。僕は面白すぎて既に3回以上読み返しています。

さらに面白いだけではなく、プログラミング・エンジニアリングのモチベーションにも一役買ってくれているという点もお気に入りの理由です。

今日はこの『王様達のヴァイキング』の魅力について語っていこうと思います。

もちろん読む楽しみを損なうようなネタバレはなしですので、興味が湧いたら是非お手に取ってみてください。

王様達のヴァイキング(1) (ビッグコミックス)

王様達のヴァイキングとは?

王様達のヴァイキングは週刊誌であるビッグコミックスピリッツで2013年から連載されている、現代の日本を舞台とした漫画です。

2015年の漫画大賞では9位を取っておりますが、メディア露出は今のところあまりされていないですね。

あらすじ

消費者金融サイバー攻撃を通して出会った、天才ハッカー野心溢れる投資家が出会うことから始まる物語。

「PCが僕の全てなんです。」

「俺は世界征服がしたい」

全く別ベクトルの個性をもつ2人が世界を派手に動かすエンターテイメント作品です。

主人公

メイン登場人物は表紙を飾っている二人。

社会不適合な天才ハッカー・是枝一希(1巻表紙左)

高校は中退し、コンビニバイトもすぐクビになり、取り壊しが決定されているビデオ屋に住んでいる18歳の彼がこの物語の1人目の主人公です。早速個性が強烈すぎる。パッと見、社会の厳しさや不条理さを語る漫画に出てきそうな設定です。

しかしそんな是枝一希は、独自にカスタマイズした型落ちのThinkPadを操り、自由自在にPCと対話する天才的なハッカー(or クラッカー)。

彼が消費者金融にサイバー攻撃を仕掛けている最中に、もう一人の主人公である坂井大輔と出会うことで物語が動き出します。

仕事中毒・自由奔放な個人投資家・坂井大輔(1巻表紙右)

過去に立ち上げたDVD輸入サービスから莫大な資産を築き、現在はITベンチャー企業へ個人で投資を行うエンジェル投資家として活動している坂井大輔が2人目の主人公。

いわゆる超絶お金持ちな訳ですが、現状に満足することなく夢を追い続ける野心家です。自宅ビルに併設されている投資先企業のオフィスにパンツ一丁で現れるような自由人間でもあります。

先に話した消費者金融へのサイバー攻撃事件をキッカケに是枝一希と出会います。

エンジェル投資家とは?

実在する職業であり、スタートアップ企業への支援をメインとした個人投資家を指します。投資の見返りとして株式などを受け取るのが一般的ではありますが、元がハチャメチャな金持ちですので金銭的利益というよりも次世代の発展、業界の興隆を第一の目標に据えている場合が多いです。日本ではまだ少ないですが、アメリカなどではかなり一般的な立ち位置となっています。

王様のヴァイキングの魅力

主人公の強烈な個性

とりあえず個性溢れる登場人物が、周囲を巻き込みながら、大暴れするという骨格が既に面白いです。

どちらの主人公もクセがあり、是枝についてはPCの前にいるとき以外はとんでもない社会不適合具合ですので、日常的な風景すらスリリング。しかしそんな彼がPCを前にすると覚醒するわけです。二面性覚醒という演出は僕の大好きな漫画の構成要素であります。たまりませんね。

魅力的な登場人物

これだけ主人公のアクが強いと他のキャラがモブ扱いされるんじゃない?と思われそうですが、そんなことはございません。

確かに物語の主軸には常に2人の主人公が置かれているわけですが、彼らを支え、時にかき乱すその他の登場人物についても、非常に魅力的かつよく設定が作り込まれています。

ネタバレを防ごうとすると、他の登場人物についてはほとんど語れないわけですが1つだけ言っておきます。

あなたはきっとScalaRustでプログラミングがしたくなるでしょう。

ベンチャー企業だけが舞台ではない

エンジニアと投資家が主人公ということで、ベンチャー企業を盛り上げていくような構図が予想されるかもしれません。

ギリギリでネタバレしない範囲でいうと、もちろんビジネスの話も絡みますが、ビジネスの枠だけに収まる物語ではありません。

そりゃ坂井大輔は「世界征服」をしようとしているわけですから。

王様達のヴァイキングが、リアルなエンジニアの現場をとつとつと描くような漫画だったら僕はここまで気に入っていません。

プログラミングへのパッションが注入される

この作品はエンジニアリングについて割としっかりとした知識を伴って書かれています。知っている人であれば、ブラッディマンデイよりもリアル路線なイメージと言えばわかりやすいかもしれません。ちなみに僕はブラッディマンデイも大好きです。

正直言って主人公である是枝一希はまごう事なき天才であり、凡人プログラマーである僕は共感できるようなシーンはほとんどありません。というか知識のある人から見てもファンタジー的なレベルのお話ですらあるでしょう。

それでも縦横無尽にシステムを操る登場人物たちを見て、自分もPCの前に座ってキーボードを打ちたくなる衝動に駆られることが何度もありました。

別に努力の大切さを説くような物語ではないのですが、不思議なことにプログラミングへの熱意が湧いてくるんです。こればっかりは言葉では説明するのが難しいのですが、プログラマー・エンジニアの方は是非一度読んで確かめてもらいたいです。

また投資家である坂井大輔の活躍も最高にかっこいいので、自分でサービスを立ち上げたり、独立したいと考えている人にとってもビビッとくるシーンがいくつもあります。

下手な自己啓発本を読むよりも得るものは多いです。

まとめ

いかがだったでしょうか。王様達のヴァイキングという作品の面白さが少しでも伝わったなら嬉しく思います。初めて漫画の感想をブログに描いてみましたが、ネタバレをしないように書くのがこんなに難しいとは・・・。

プログラミングの意欲云々言いましたが、そういう理屈は置いといて本当に面白い作品です。もちろんプログラマじゃなくても存分に楽しめる作品です。

  • 天才達が大暴れするエンターテイメントが読みたい
  • 個性豊かなキャラクターが登場する作品が好き
  • 最近プログラミングへの熱意が薄れている

という方には特にドンピシャな作品だと思いますので、読んでみて僕と語り合いましょうw記事を書いてたらまた読みたくなったので、もう1周してきます。

閲覧いただき、ありがとうございました。

 - プログラミング, 雑記