TIS ENGINEER NOTE

ITエンジニアのためのキャリア向上ノウハウブログ

働き方

不況に対してソフトウェアエンジニアはどう動くべきか

更新日:

こんにちは。

不況。怖いですよね。しかも近々ほぼ確実に来ると予想されています。

そんな中、僕たちソフトエンジニアはどのように立ち回り、自身の生活・家族を守るべきなのか。

今日は不況とソフトウェアエンジニアについて、フリーランス エンジニアの視点からお話していきます。

市場の動き

結論から言うと、ソフトウェアエンジニアの雇用市場の動きは鈍くなることに違いはありません。

それは他の業界とはなんら変わることはありません。

僕らの仕事はWeb上であったり、サーバー上で行っていると言っても、実際にお金を出して要望を出して、仕事を生み出しているのは、具体的な脅威に直面している飲食やイベント業の企業なわけですから当然ですね。

自身や知人の状況を見てみても、明らかに以前と比べて動きが鈍く、身を以て不況の煽りを感じています。

企業の動きと働き方

ソフトウェアエンジニアを雇用、または委託する企業についてさらに具体的に話すと、正社員雇用の門が狭まると予想されます。

これまた他の業界と同様です。

今回のような不測の事態が発生したとしても、おいそれとクビにすることができない存在が正社員というものです。仕事をさせられない上に、給与は払い続ける、と言った状況にある企業もザラにあるような状況です。

であれば力のある企業は別として、強みのない中小企業や零細企業としては以前よりも雇用について消極的になることが予想されます。

もちろんいつまでもその状況が続く訳ではありませんが、ある程度の期間そう言った状況が続くことを覚悟すべきでしょう。

エンジニアがやるべきこと

正社員とフリーランス 

この流れでいくと、「すぐに切り捨てることができる業務委託、つまりフリーランス エンジニアが有利」と言い出しそうですが、そう簡単な話ではありません。

確かに今後の市場の流れ次第では、上記のように企業が気軽に採用できるフリーランスになるメリットは強まるでしょう。

しかしそう言った業務委託の門も狭まっているのも事実です。

プロジェクト自体が動かなくなるような状況です。そうなればフリーランス も正社員もあった物ではありません。

余裕を高める努力をする

じゃあどうすればいいんだ。という話になりますが、様子見できる余裕を作ること、これに尽きます。

ここまで話ておいての結論がシンプルすぎると思われるかも知れませんが、それが事実です。

ここで言っている余裕とは、金銭的、技術的、精神的なものが含まれます。それぞれが強く結びついた物ですが、

  • 出費を減らして貯金を作る。相互扶助のサービスを頼るなどをして金銭的余裕を確保する
  • 書籍を読んだり、プロダクトのプロトタイプを作成するなどして技術を高めて、技術的余裕を確保する
  • 焦って買い叩かれたり、不審な案件を受けないような、精神的余裕を確保する

と言った感じです。

金銭的余裕がなければ精神的余裕を確保するのは難しい、と言ったような依存関係はありますが、それぞれを自分のできる範囲で高める努力をするということが非常に大切なことです。

契約が突然切られるのはないかと怯えているフリーランス 、近いうちに解雇されるのはないかと恐る正社員。

どちらも同様に自分にできることにスポットを当てて行動していきたいですね。

まとめ

ソフトウェアエンジニアという所謂「手に職をつけた」状況にあるだけ僕たちはラッキーと言えます。

これまで身に付けた技術はこの先の不況に大して、非常に心強い武器になるはずです。

不安に押しつぶされず、冷静に今できることを1つ1つやっていきましょう。

よく読まれている記事

エンジニア入門

2018/11/14

○ヶ月でプログラマーになれる vs そんな簡単になれない論争について

こんばんは。フリーエンジニアのてぃすです。 最近TwitterをはじめとするSNSやブログなどで度々繰り返されている 「○ヶ月でエンジニア/プログラマーになれる」という広告や意見に対する、 「エンジニア/プログラマーはそう簡単になれる職業ではない」 という意見から始まる論争。 今日は実際にプログラマーとしてご飯を食べていて、職業エンジニアになるためのノウハウについての記事も投稿している立場から、この一連のやりとりについて意見してみようと思います。 「○ヶ月でエンジニア/プログラマーになれる」という広告・意 ...

続きを読む

エンジニア入門 エンジニア独立 働き方

2019/4/15

高収入を目指してエンジニア・プログラマーになることは正しい選択か

こんにちは、フリーエンジニアのてぃすです。 今日お話する内容は、 高収入を目指してITエンジニア・プログラマーになることは正しい選択か というもの。 SNSやブログ、またはプログラミングスクールの謳い文句として「エンジニアになって年収○万を目指そう」などと行った言葉を見ることが最近増えてきました。 またそれに対して、「お金のためにエンジニアになることは間違っている」「実際はそんな稼げない」と行ったような意見も同様に飛び交っています。 僕の個人的な意見としては、高収入な職業につける資格や経験、環境にないので ...

続きを読む

エンジニア独立

2019/5/29

エンジニア歴2年の僕がポテパンフリーランスの個人面談を受けてきた

特定派遣会社の正社員からフリーランスエンジニアを目指す活動の一環として、フリーランス初心者に特化したエージェントであるポテパンフリーランスの個人面談に行ってきましたので、その感想と特徴について書いていきます。 前提として僕はエンジニア暦2年半、化石のような超マイナーフレームワークでの開発経験しかないというちょっと残念なエンジニアです。 そんな僕でもフリーランスエンジニアとして活動できるという実感を今回の個人面談で得ることができました。 フリーランスという働き方に興味を持ってはいるが、具体的にどうすれば実現 ...

続きを読む

エンジニア独立

2019/4/15

自分の市場価値を把握しようとしないエンジニアは搾取される

こんにちは。フリーランスエンジニアのてぃすです。 エンジニア需要の高まり、待遇の向上からエンジニア・プログラマを目指す人が急増してきている昨今。 確かにエンジニアという職業はこれから高収入・柔軟な働き方を目指そうとした時に、最も適切な選択肢です。 そんな高収入かつ将来性のある職業であるエンジニアですが、自分のエンジニアとしての市場価値を知っておかないと、本来得られるはずの収入よりも少ない額で働くことになる可能性があります。それでも中小企業のサラリーマンよりは稼げますが。 今回は何故市場価値を把握しようとし ...

続きを読む

エンジニア独立

2019/4/15

プログラマーがフリーランスになって独立するために必要なスキル

こんにちは、フリーエンジニアのてぃすです。 ITエンジニアが独立するべきか、しないべきか。昨今のエンジニア・プログラマーの働き方議論において、最もホットなのがこの話題じゃないでしょうか。 賛否については、それぞれの立場や環境によって感情論も混ざって言い分は異なりますし、経験したこともない人の否定意見も飛び交って魑魅魍魎が跳梁跋扈な感じです。 なので今回はそういった賛否ではなく、実際にプログラマーをはじめとするITエンジニアが独立するためにはどの程度のスキル・経歴が必要かについてお話していこうと思います。 ...

続きを読む

-働き方

Copyright© TIS ENGINEER NOTE , 2023 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.