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働き方

元・自己啓発本アレルギーがオススメする本当に価値のある3冊

更新日:

自己啓発本と聞いて貴方はどのようなイメージを持っているでしょうか。

  • 意識高い系の自己満足ツール
  • 胡散臭い精神論の塊
  • 成功者の昔語り日記

などといった否定的な印象を持っている人にこそ、この記事を読んでもらいたい。

上に述べた感想は僕が2年ほど前まで自己啓発本に対していただいていた印象です。

というか今でも書籍の一角に並んでいる自己啓発本の一部や自己啓発セミナーなどには同じ印象を抱いております。

今回は僕のような叶えたい目標がありながらも、斜に構えてしまう人に読んで貰いたい、本当に読む価値のある3冊を紹介します。

自己啓発本を読む意味

正直言ってほとんどの人にとって自己啓発本の類は読む意味はないと考えています。

  • 今の人生に満足している
  • そんなもの読む暇があればテレビを観たり、漫画を読んでいたい。
  • 努力の仕方を学ぶまでもなく知っていて、その努力の方向性に自信を持っている。

特に上記の条件に当てはまる人はこの記事を読む必要もないです。

なぜなら自己啓発本は自分を変える為の道筋を示すものだからです。

ちなみに僕が自己啓発本を読み始めた理由は死ぬときに後悔したくないと強く感じたから。

何とか生きられる程度の給料だけ貰って、満員電車で通勤し、不満をこぼしながら生きていく。

このまま生きていったら最期のときに必ず後悔する。とある日ふと感じたから、藁にもすがる思いでネガティブな印象を持っていた自己啓発本に手を伸ばしたのです。

そしてそのときの自分の行動は正解だったと自信を持って言うことができます。

現在僕は望むものの為に実際に行動を起こし、少額ながらも副業で収入を得ることができるまでになりました。もちろん目標はまだ先にありますが。

自己啓発本の使い方

なぜ『読み方』ではなく『使い方』なのか。

自己啓発本、ビジネス書の類は読むだけではただの慰み物にしかならないからです。

本に書いてあることを実践することで初めて自己啓発本というものは貴方の武器になります。

高尚な書物を読んで悦に浸り、自分に酔ってしまっていては自己啓発本なんてちり紙代わりに使った方が遥かに有益です。

自己啓発本とは成功者から贈られる人生のショートカット全集のようなものです。

何より書いてある内容を実践することを第一に考えてください。

内容を把握したところで、そのショートカットを利用しなければ意味がないということを念頭においていただければと思います。

これだけ読んでおけば間違いない3冊

書店に行けばわかるように自己啓発本、ビジネス本に類はおびただしい数が出版されています。

一角に平積みされている様子を見たこともあるでしょう。

これら全てに価値があるかと問われれば答えはNOです。

特に自己啓発本は正直言って大体が同じことが書かれています。このことに気づかず僕は30冊以上読んでしまいました。

皆様には僕のような時間の無駄遣いをさせないよう、強力かつ効果的な自己啓発本を3冊だけ紹介しようと思います。

入門用でありながら破壊的自己啓発本『夢をかなえるゾウ』

夢をかなえるゾウ

できれば他の自己啓発本を読み始める前に出会いたかった一冊。

自分を変えたいと思いながらも行動を起こせない主人公とゾウの姿をした神様ガネーシャを中心としたストーリー仕立ての自己啓発本です。

お堅い文体が苦手な人でもスルスル読めるということで、自己啓発本の入門用としてよく紹介されています。

が、しかしその内容がマイルドだったり普遍的であったりということは一切ありません。

課題をこなしながら読み進める

本書はストーリー仕立てではありますが、章の合間に筆者の言葉があり、実践すべき課題というものが与えられます。

そしてストーリーの中でその課題の意味、効果が述べられていく形式をとっています。

一見意味の無さそうに思える課題もありますが、実践しつつ読み進めることで受動的に読むだけでは気づけないことを実感することができます。

意識高い系ウイルスを退治する

自己啓発本を読んでいると必ず沸いてくる意識高い系ウイルス

罹患すると、読みながら『なるほどためになるなぁ』と思い、読んでいること自体に満足し、読んでいない人間を見下し始める何ともタチの悪い病原菌です。

よくTwitterとかfacebookで患者を見かけます。皆様も気をつけましょう。

この『夢をかなえるゾウ』ではこの意識高い系ウイルスを撃退するワクチン的お言葉が要所要所で現れてます。

それらの言葉は自己啓発本を読む意味を思い出させてくれ、行動することに価値があるという事実を常に意識させてくれます。

自分に自己啓発本が向いているかを試すためのチェックツール

なぜ冒頭に破壊的自己啓発本という言葉を選んだかというと、この一冊が自己啓発本を読むだけの無意味さを痛感させてくれるからです。

以下はこの本の一節。

「本気で変わろ思たら、意識を変えようとしたらあかん。意識やのうて『具体的な何か』を変えなあかん。具体的な、何かをな」

正直この一言に全てが詰まっているといっても過言ではありません。

その他の内容はこのワンフレーズを、しっかりと身に染みる形で読者に伝えるための肉付けに過ぎません。もちろんいい意味で。

世に言う偉人の名言などに対して共感(または共感したフリを)することは簡単です。

しかし共感しただけじゃ考え方すら変わりませんし、ましてや人生を変えることなどできません。

まずはこの一冊をもって、実践することの重要さ、難しさを感じていただければと思います。

対人用ファイナルウェポン『人を動かす』

人を動かす 新装版

いわずと知れたベストセラー。厳密には自己啓発本というよりビジネス書にカテゴリ分けした方が自然かとも思いますが、職業を問わずオススメしたい一冊ですので紹介します。

下品な言い方をすると『人たらし指南書』。

人との付き合い方

人生を逆転させたい、成功したい、幸せになりたい。

そのような願いを叶えるためにはどうしても他人に力が必要となってきます。

貴方が何かしら有益でオンリーワンなスキルを持っていたりすれば話は別かも知れませんが、そのような人はこの記事を読んでいないでしょうからスルーで。

人に好かれる、気に入ってもらえることは社会を生きていく上で強力な武器となってくれます。

逆に嫌われてしまうことは大きな足枷となってしまうことが多々あります。

この書では社会で生きていく上で重要となってくる人との付き合い方を、時には抽象的に、時には具体的に教えてくれます。

感情的ではなく理論的

人との付き合い方を説いた本には、ぼんやりとした精神論を中心に展開されているものが多いのですが、この『人を動かす』は理論的に納得できる形で方法論を説明しています。

『確かにこういう対応をしたとき、相手の態度が優しくなったな』

など実際の生活でなんとなく感じてきた人付き合いのコツというものが体系的にまとめられています。

エピソードを例にとっている章が多いため、リアルに場面を想像しながら読み進めることができることも好ポイントです。

たまに出てくるドライな物言いも皮肉屋としてはお気に入り。

あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の百倍もの興味を、自分自身のことに対して持っているのである。中国で百万人餓死する大飢饉が起こっても、本人にとっては、自分の歯痛のほうがはるかに重大な事件なのだ。

人間関係を武器にしたいなら読んでおこう

他人の顔色ばかり伺っているのは精神衛生上よくないですが、あまりに唯我独尊すぎるのも考え物。

人間関係を障害としか感じていない人も、この一冊を読んで人間関係を武器に転じる術を学べば考え方が変わるかもしれません。

雑談のコツや会話術の本などはこれ一冊読んでおけば一切不要となりますのでコスパも抜群。どうぞお試しあれ。

ちなみに文庫本もありますが、省略されている節もあるようなので、単行本かKindle版をオススメいたします。

自己啓発界のトリックスターあるは劇薬『信念の魔術』

【新訳】信念の魔術―――人生を思いどおりに生きる思考の原則

3冊目はちょっぴりピーキーな『信念の魔術』。

今回紹介した3冊の中で最もお気に入りの一冊です。

しかし、ぶっちゃけ書かれている内容の半分以上は読む価値の無い部分が占めています。

胡散臭いオカルトと感じる節もちょいちょい入っていて初見の抵抗感は自己啓発本の中でも随一。

では何故そのような本を勧めるのか。

目標から目を離さないことの重要さ

本書では自信の欲求を叶えることに終始スポットを置いて書かれています。

社会貢献や周囲の幸せを説く書物に比べると、なかなか俗でエゴイストさすら感じるテーマ。

そしてそれを実現するための方法として説明されているのが、潜在意識の活用です。これだけ聴くとやはり胡散臭い。

『引き寄せの法則』という言葉を聴いたことのある人も多いと思いますが、本書で述べられている内容もほぼほぼ『引き寄せの法則』。

要するに欲求を既に実現されているものとして想像することで、実際に欲求が叶うという眉唾理論です。

僕としては信じていないわけではありませんが、完全に信じているというわけではありません。

ならなぜこの本を気に入っているのか。

それは目標に向けて邁進するための術が濃密に書かれているからです。

人はすぐに諦めるし、怠ける

僕は学生時代からひどく怠け者で、何事もすぐに諦めるクセがありました。結構似た性格の人って多いと思います。

しかし成功するためには継続することが必要であることを前述の『夢をかなえるゾウ』で実感しました。

では怠け者で諦めやすく飽き性な僕が、どうすれば継続して物事に取り組むことができるのか。

それを教えてくれたのがこの『信念の魔術』です。

『引き寄せの法則』は別にして、夢が叶ったことを想像することは単に気分がいいだけではなく、行動の活力となってくれます。

欲求だけは一人前にあった僕にとって、『欲求』⇒『実現』のプロセスを丁寧に説明している本書は効率的なエンジンの役割を果たしてくれたのです。

用法・用量を守って正しくお使いください

このように実現したい何かがある方にとってこの本は大きな価値のある一冊となってくれるはずです。

しかしやはり胡散臭いオカルト部分もございますので、あまりそのあたりに深く傾倒しないことをオススメいたします。

好き嫌いの激しい書物ではありますが、相性がよければ最強の武器になります。そういうマニアックな一品が好きな人にもオススメです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

数え切れないほど出版されている自己啓発本を全て試している時間は人間にはありませんので、似た傾向を持った人の勧める本を読んでみることが最も効率的な探し方かなと思います。

僕と同じように自分を変えたい、とにかく成功したいという人にとっては、今回紹介した3冊が必ずや活躍してくれることと信じております。

何はともあれ自分に合った本の内容を実践することが大事です。

閲覧いただき、ありがとうございました。

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