オブジェクト指向プログラミングと関数型プログラミングの二刀流が可能(細かい定義はツッコミなしで)という中二病的にビビッとくる設定特性を持ったプログラミング言語Scala。
今日はそのScalaの開発環境をMac上に構築したので、その手順について共有していこうと思います。
各種インストール
Java
まずはscalaをインストールと言いたいところですが、その前にjavaをインストールする必要があります。そのままscalaをインストールしようとすると怒られます(怒られました)。
brew caskが使えない時は先にbrew-caskをインストールしておきましょう。自分は特にcaskのインストール不要でしたので、導入したタイミングによって要否が変わってくるかと。
brew install caskroom/cask/brew-cask
brew cask install java
途中でsudoパスワードを尋ねられますので、入力してインストールを継続しましょう。結構時間かかるのでコーヒーでも飲んでまったりしましょう。
Scala
javaのインストールが完了したら、念願のScalaインストールです。
brew install scala
sbt
次にScalaで開発する上で必要となってくるビルドツールであるsbtをインストールしておきます。
brew install sbt
しかしbrew caskでインストールされたjavaがjava9の場合、sbtのインストールが失敗してしまいます。(2017/11実施時に発生)
sbt: Java 1.8 is required to install this formula. JavaRequirement unsatisfied!
こんな感じのメッセージが出てインストールが失敗した場合、以下の手順を実施してみてください。
brew cask uninstall java brew tap caskroom/versions brew cask install java8 brew install sbt
無事インストールが完了すれば、sbtコマンドが正常に動作するようになります。
ディレクトリ作成
sbtのインストールが完了したらsbtの推奨する構成でプロジェクトディレクトリを作成します。
プロジェクトディレクトリを作成したいディレクトリで以下のコマンドを実施します。
sbt new sbt/scala-seed.g8
途中でプロジェクト名を尋ねられますので、作成したプロジェクト名称を入力しましょう。
name [Scala Seed Project]: scala-sample
~/workspaceというディレクトリで実行した場合、workspace/scala-sampleというディレクトリが作成され、その配下にsbt用のディレクトリが配置されています。build.sbtファイルなんかも自動で作成・記述してくれるので、手動で構築するより簡単でミスも発生しにくいためオススメです。
作成されたプロジェクトディレクトリに移動して、早速sbtを走らせてみましょう。newコマンドでサンプルコードも配置されますので、そちらが実行されます。ちなみに最初の実行時は各種インストールが走りますので、ちょっと時間がかかります。
見え辛いですが、出力コマンド内にhelloという文字列が存在していれば上手く動いてくれています。
みんな大好きHello World
サンプル動かすだけではちょっと寂しいので自分でファイルを作って動かしてみましょう。
まずはscala-sample/src/main/scala配下にあるサンプル用のディレクトリを削除してしまいましょう。
次にscala-sample/src/main/scala/に新規scalaファイルを作成して、以下のように記述します。
object HelloWorld { def main(args: Array[String]): Unit = { println("Hello, World!") } }
保存したら、sbt runを行なって、Hello, World!が出力されることを確認しましょう。
まとめ
これでひとまずScalaの開発が進められるようになりました。次はPlay Frameworkの開発環境を構築していこうかなと思います。
閲覧いただき、ありがとうございました。