プログラマーの働き方比較【正社員 vs 派遣 vs フリーランス】

   

最近ではエンジニアの需要が激増し、特にプログラマーを目指す人が増えてきました。

今の時代、プログラマーを目指すというのはかなり賢い選択です。1年ちょっとの現場経験を積めばあっという間にサラリーマンの平均年収を超えることが可能です。

その一方で、世間ではプログラマーの不遇が叫ばれていたり、IT土方などの蔑称で呼ばれていたりします。

それは働き方の選択を誤っているプログラマーがあまりに多いことが原因となっています。

稼げる市場であるということは、依頼主と技術提供者の間の利益を掻っ攫おうとするハイエナが多く存在するということになります。そういったハイエナたちに食われるがままの働き方では、確かに世間の言うようにIT土方という薄給激務に陥ってしまいます。

今回は、

  • 正社員
  • 派遣
  • フリーランス

という3つの働き方を比較しながら、プログラマーにとってベストな進路は何かについて考えていきましょう。

結論

先に結論を言ってしまうとプログラマーの働き方の理想的な働き方の順番は以下の通り。

フリーランス > 派遣 > 正社員

なぜこの順番になるか。それぞれの働き方のメリット・デメリットを説明しながら、その根拠について説明していきます。

正社員

現代の働き方の中で最もベーシックな存在である正社員

一般的に高校や大学を卒業したら、当然の選択肢として挙げられます。

正社員のメリット

まずは世間的に言われているように、確かに安定感のある働き方ではあります。

例え案件が無くても正社員として雇われている以上、給与は必ず支払われますし、日本で働く限りどれだけ仕事ができなくても解雇される心配はありません。

また正社員として働いているというだけで、社会的には立派に自立した人間として見られることでしょう。本当に自立しているかは置いてといて。

税金や保険についても、自分で考える必要は無く会社がやってくれますし、業務に集中して取り組む環境を用意してくれます。

正社員のデメリット

まず力の無い企業に所属した場合、理不尽な薄給激務に追い込まれます。3次請け・4次請けが当たり前の多重請負が中心となっているような企業であれば、正直言って奴隷のような扱いとなります。

僕の知人にも、卓越した技術や経験を持っているにも関わらず、サラリーマンの平均年収を大きく下回っているという正社員エンジニアが何人もいます。

また安定しているというメリットを上げましたが、企業の寿命が下がり続ける現在、恒久的に安定しているかと言われると疑問を覚えます。IT企業の寿命の短さは特に顕著であるため、たとえ社内SEや自社サービスを運営している企業であっても、自分が定年を迎えるまで安心感を抱けるかといわれたら首を傾げてしまいます。

そして何よりも正社員の大きなデメリットとしては、扱う技術を選びにくいという点です。

例えばRubyを扱う企業に就職したが、Rubyの需要が下がってきたとき、どういう行動がベストでしょうか?もちろん他の言語や技術も習得するという行動です。

しかしひとつの企業に正社員として所属している状態だと、そう簡単に扱う技術を代えるということはできません。

これからの時代、ひとつの技術や社内システムにだけ特化したエンジニアは間違いなく路頭に迷います。

仮に幅広い技術を習得したいと考え、正社員として転職を繰り返そうとしたとき、日本の企業においてはわずらわしい引き止め上司承認というフローが必要になります。

また古き伝統を守っている残念な企業の場合、多くの企業を渡り歩いているという経歴は採用の際、マイナスイメージとなる可能性が高いです。

そんなめんどくさい手続きや伝統に邪魔されることを考えると、学習・経歴作りのためであれば、この後話す派遣社員として働いた方が圧倒的に効率的です。

派遣

一般的に派遣というと、フリーターのようにその日暮らしな働き方という印象を持たれています。確かに参加する案件が無ければ収入は発生しませんし、そういった印象も決して間違いではないでしょう。

給与のあがり方や将来性も無いというイメージが先行している派遣という働き方ですが、ことエンジニア・プログラマーにとっては正社員を上回る可能性を秘めた働き方となっています。

派遣のメリット

派遣のメリットはなんといってもフットワークの軽さ。

例えばRubyの案件に参加していて、Pythonも経験してみたい、と思ったときにすぐに身を移すことが可能です。

契約期間はありますが、大体3ヶ月ほどで長くとも半年くらいのものです。辞めたいと思ったら派遣会社を通して、契約終了の旨を伝えるだけでOKです。

そして懸念される収入面ですが、驚くことに正社員を上回るケースがかなり多いです。

僕はエンジニア暦2年で、経験のないRuby案件を派遣会社にお願いしていたのですが、出てくる案件が全て時給2300円以上でした。月160h働くとしたら月給35万を超えます。経験内容によっては現場経験が1年程度でもこのくらいの収入は望めるそうです。

更に経験を積んでも収入が上がらないのでは?という心配もありましたが、担当者に聞いたところ上流工程に関わるようになると当然のように時給4000円の案件が存在するようです。こちらは月給換算すると65万円ほど。年収にすれば700万円を超えてきます。

正社員に比べ、求められる責任や能力も正社員よりも低いため、無駄な全社イベントや残業を強制されることもありません。

派遣のデメリット

まずピンハネの割合が高いです。いわゆるマージン率というやつです。

エンド顧客までの商流によっても代わってきますが、実際に自分の価値として客が支払っている金額のかなりの割合を派遣会社に吸われていることになります。

派遣会社も慈善事業でやってるわけではありませんので、攻められることではありませんが、平均して30%ほど取られていると考えるとあまり気持ちのよいことではありませんね。

あとは仕事が途切れてしまった場合、当然のように収入がなくなります。蓄えのない状態だと結構恐ろしい事実だとは思いますが、ことエンジニアに関しては現在引く手数多の状況ですので、そこまで心配することもないと考えています。

実際自分も派遣で何度か面談を行って、全てお客からオファーを受けております。Ruby未経験なのにRuby案件で。

とはいえこの超絶売り手市場がいつまで続くかという保障はありませんので、派遣で経験を積んでフリーランスを目指す!という方はエンジニアバブルの今を逃す手はないでしょう。

以前僕がエンジニア派遣で、時給2300円の案件からオファーいただいたときのお話は以下の記事で。

今いる会社を辞めることとなり、今後のエンジニアとしての身の振りを検討中のてぃすです。今回とある派遣会社にて、業務経験なしのRuby on Railsの案件を紹介してもらい、その時給

フリーランス

最期にプログラマーの目指すべき進路No.1、フリーランスエンジニアについて。

フリーランスのメリット

何はともあれプログラマーにとって、最も多くの収入を稼げる可能性を持った選択肢がこのフリーランス。

経験を積んでいけば、公認会計士、場合によっては医師や弁護士といった高給取りの象徴である職業を凌ぐ年収を稼ぐことができるようになります。

また経験の浅いプログラマーにとっても、中間搾取の少ないフリーランスは効率よく稼ぐための最適な選択肢となりえます。

そして派遣と同様にフットワーク軽く、扱う技術を選択することができます。自分で自分のキャリアをコントロールしつつ、高収入を得る。これほどプログラマーにとって理想的な働き方はありません。

一口にフリーランスといっても、コネで個人契約を結ぶ人、エージェント・クラウドサービスを利用する人と様々ですが、個人的なオススメはエージェントを利用する働き方。

以下の記事などでフリーランスエージェントで個人面談を受けた体験談を書いております。

ぼちぼちの偏差値の文系大学を卒業後、パッケージ運用系のIT企業に就職。9か月で退職。その後特定派遣会社の正社員として働いてきた僕がなぜフリーランスを目指す気になったのか。一番の理由

フリーランスのデメリット

基本的に派遣と同様に、案件がなくなると無収入になってしまうというデメリットがフリーランスにおいても現れてきます。

更にフリーランスでは保険や税金の管理や支払いという面倒な作業が必要になってきます。とはいえ現在は簡単に確定申告が行えるサービスや、フリーランス向けの保険プランなどもあるようですので、そのあたりをしっかりと調べておけば、負担は最小限に抑えることができるでしょう。

あとは派遣に比べてある程度、自身の作業成果に対する責任が求められます。が、エージェントを挟めばある程度緩衝してくれますので、基本的にはそこまで深く心配する必要はないほどの差はありません。個人で企業と契約するときなどは気をつける必要が出てくるでしょう。

まとめ:現状に満足していないなら、行動を起こそう

エンジニアという職業ほど、多彩な働き方を実現できる職種はありません。

そんな状況下で自分にとって、理想的な働き方を調べようとも、努力しようともしないのは非常に勿体無い。

別に今すぐ正社員辞めろとか言ってる訳ではありません。ただもう少しプログラマーに与えられている可能性を模索してみるべきであるということです。

少なくとも僕は現状に満足しない状態で生き続けるのは御免ですので、どんどん青い芝を求めて行こうと思います。

閲覧いただき、ありがとうございました。

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