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小学校からプログラミング教育の必修化について現役エンジニアが感じたこと

更新日:


どうもフリーランスエンジニアのてぃすです。


先日、文部科学省が2020年度から使われる小学生の教科書にプログラミングに関する内容を追加することを発表しました。

20年度の小学校教科書、「プログラミング」が必修に  :日本経済新聞
20年度の小学校教科書、「プログラミング」が必修に  :日本経済新聞

文部科学省は26日、全国の小学校で2020年度から使われる教科書の検定結果を公表した。文科省の審議会の検定意見を受けて修正を加えるなどし、教科書会社が申請した164点全てが合格した。20年度に始まる

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SNS上では

「日本のIT業界の発展のための素晴らしい施策だ」

「小学生にプログラミングは早すぎるんじゃないか?」

などなど賛否両論の意見が飛び交っています。 そこで今回は現役エンジニアとして働いている身として、今回発表された小学生へのプログラミング教育必修化についてお話してみようと思います。

記事をよく読んでみると…


情報元のタイトルにある「プログラミング」が必修に」という一文から、小学生が教室でパソコンをカタカタ打ちながらプログラミングを学ぶ光景を想像しますが、よくよく内容を読んでみると実態はそうではなさそうです。
文部科学省は26日、全国の小学校で2020年度から使われる教科書の検定結果を公表した。文科省の審議会の検定意見を受けて修正を加えるなどし、教科書会社が申請した164点全てが合格した。20年度に始まる新学習指導要領に基づく初めての検定で、算数や理科などの教科書には必修となるプログラミング教育が初めて導入された。 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42915160W9A320C1MM8000/
簡単に要約すると、算数や理科といった既存の教科のカリキュラムにプログラミングについての項目が追加されるといった感じ。

最初に受けた印象のように、時間割にプログラミングの授業が組み込まれるということではなさそうです。

とはいえプログラミングについての授業を全ての小学生が受けることになることには違いありませんので、影響は決して少なくないでしょう。

プログラミングを知らなければ「小学生から出直してこい」と言われる国になると考えると胸が熱くなりますね。

プログラミング必修化についての僕の意見


個人的には今回発表されたプログラミングの必修化は朗報であると感じています。

現在日本は圧倒的にIT人材が不足しており、これからの国際的に見てもネガティブな状況に追い込まれています。

ニュースでも政治家・警察などのIT知識の欠落が笑い話として語られていますが、これから先今の現状では日本は後進国として転がり落ちていきかねません。

そんな中、今後の社会をになっていく子どもたちにプログラミングの素養を身につけてもらうというのは単純でありながら、非常に効果的と言えるでしょう。

別に全ての子どもたちが高度なプログラミング知識を身に着ける必要はありません。

適正がある子どもは応用的な内容にまで踏み込み、優秀な技術者となってくれれば御の字ですし、そうでなくても基本的なITに関する知識が身についていれば、日本のITに関する未来も少しは明るくなるでしょう。

小学生には早すぎるのでは?という意見について


この話題における否定的な意見の中で最も多いのが、

「小学生にプログラミング教育は早いのではないか?」

「小学生はドッジボールでもしてなさい」

などといった年齢が低いことからくる内容。

確かに一般的に見てプログラミングは高度な知識が必要な技術であるため、このような意見を持つのはわかります。 しかし僕は現役エンジニアとしてこの意見には意を唱えたくなります。

子どもの吸収力と頭の柔らかさ


子どもというのは好奇心旺盛で、考え方も非常に柔軟です。

プログラミングも業務システムの構築などで使われているようなものを想像すると、非常に難解で堅苦しく感じますが、プログラミング自体はパズルのようなものと捉えることもできます。

このパズルのようなもの、という特徴は子どもの柔軟な発想力と相性が抜群です。

大人がプログラミングを学ぼうとすると、これまで培ってきた知識が邪魔をしてすんなりと理解が進まないということもあります。

逆に子どもであれば、そういった固定観念に邪魔される可能性が低いため、下手したら大人よりもすんなりプログラミングの概念を理解してしまうかも知れません。 また子どもは非常に好奇心の強い生き物です。

プログラミングに限らず好奇心・楽しむ気持ちというのは学習の効率を最大限に高めてくれる要素です。 つまりプログラミングの適正がある子どもが本気で学習を進めれば、非常に優秀なプログラマとして育つ可能性が非常に高いと言えるでしょう。

現役エンジニアが考えるべきこと


まぁ僕らが文部科学省が決めたことについて考えたりアレコレ文句をいったところで現実が変わるわけでもありません。

僕らが考えるべきはこの決定により、世の中がどう変わるか、今プログラミングに携わっている身としてどのような行動をしていくべきか、です。

プログラミングネイティブがやってくる


文部科学省の発表によれば、プログラミング教育の必修化は2020年から。 つまり2030年頃には小学生からプログラミングの教育を受けてきた人材がIT業界に流れてくるわけです。

生まれながらにスマホやタブレットなどのITに慣れ親しんだ世代をITネイティブと呼ぶことがありますが、今度は言わばプログラミングネイティブ世代が登場してくるわけです。

IT人材の不足は深刻な状況にあるため、すぐにITエンジニアとしての席が脅かされるということは考えにくいですが、ただ漫然と日々を過ごしているだけのITエンジニアはある程度警戒が必要になるのではないかと個人的には危惧しています。

義務教育にプログラミングを導入したからといって、全ての子どもたちがITエンジニアになるというわけではもちろんありません。

とはいえ、中学生・高校生のなりたい職業にITエンジニアが上位にきているという情報もありますので、決して少ない割合ではないはずです。

適切なキャリア構築で確かな経験を


そんな彼らが僕たちと同じ業界に飛び込んできたからといって、全員がいきなり現役エンジニアを圧倒するということは考えにくいです。

なぜなら現状エンジニアリングは知識や考え方だけでなく、経験によるステータスも非常に重要なものとなっているからです。

10年後、20年後には経験が担う役割はある程度下がっている可能性は高いですが、それでも重要性がなくなっているということはないはずです。

であれば今回プログラミングが義務教育に組み込まれたことを踏まえた上で、僕たちITエンジニアがやるべきことは良質なキャリアを構築することが第一です。

「もう僕らは用無しだ…」となるのはとんだ早とちりですし、かといってこれまで通り漫然と言われたことだけをやっている状況というのも危険かも知れません。

計画的にキャリアを設計している人はこれまで通り研鑽を積めばいいでしょう。

しかしいい経験もできない仕事を会社に押し付けられる形で働いているエンジニアは、このプログラミング学習必修化をキッカケに今一度自分の働き方について考えてみてはいかがでしょうか

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