僕は高校受験、大学受験、就活などといった人生における大事なポイントで努力が全くできなった人間です。
人生を良くする為に必要な行動であると頭では理解しているのに、つい楽しくもないテレビやゲームに無駄な時間を費やしていました。
『自分には努力する才能がないんだ…』と半ば諦め気味の状態になってしまいました。
しかし、ある2つの考え方を身につけることによって、正社員として働きながら物販の副業で10万円の利益を出したり、使ったことのないプログラミング言語でWebサービスを公開したりといった成果を、他人に強要されない状況で実現できるようになりました。
今回は超絶怠け者であった僕が継続した努力ができる人間となる為に身に付けた2つの要素を紹介します。
- 副業で生活にゆとりを持たせたい
- 自分の好きなことでお金を稼ぎたい
- 就職に有利な技術を身につけたい
と考えているのに、なかなか行動に移せない、続かないという人は是非実践してみてください。
要素1.具体的な目標を立てる
具体的な目標を立てるというのは継続した活動を支える非常に重要な要素です。
「何を当たり前のことを」と思う人もいるでしょう。
確かに、漠然と目標のようなものを立てるというのは多くの人が実行していることです。
しかしそれだけでは自分を律して継続的な努力を行う為の要素としては弱すぎます。
目標の立て方にもテクニックというものがあるのです。
具体的に、主に数字を伴った目標を設定する
目標というのは具体性を伴えば伴うほど、その効力を増します。
例えば定期試験なら全体の何位以内に入るか。副業であれば、いくらの利益を上げるか。などです。
数字を使うことによって、ぼやけていた達成条件が明確なゴールとして姿を現します。
更にここに期間の制限を付け加えれば効果倍増です。上の例で言えば、
- 次の試験で全体の30位以内
- 1か月で3万円に利益を上げる
ここで重要なのは現実的に達成可能な数値を設定することです。いきなり月100万稼ぐ、などはよっぽどの強運に恵まれなければ達成は不可能ですし、高すぎる壁は挫折を招いてしまいますから。
ほとんどの企業では売上や営業利益の月間目標などを上げていますよね?実際に働いている社員からすると「上の人間は気楽に言いやがって」と思うかもしれませんが、月間目標のような具体的なゴールを用意するという行為は、成果を上げるための重要なテクニックなのです。効果があるからこそ多くの企業や団体が実践しています。
何かを始める前にはこの数字と期間を持った目標を設定するという基本テクニックを忘れずに実行しましょう。
目標について誰かに真剣に話しておく
目標を立てたはいいが、その目標を達成するのが難しい、というのが努力できない人の悩みであることは、僕も身を以て知っています。
上で述べた具体的な目標を立てるだけでも、あなたの努力をサポートしてくれるはずですが、本物の怠け者であればまだまだ足りないはずです。
そこで必要になるのが、目標を達成できなかったときのペナルティを用意しておくことです。
ペナルティとは言っても罰金を払ったりなどといった本格的な罰則が必要なわけではありません。
自分が立てた目標を誰かに話す。これだけです。
なぜそれはペナルティになるの?と感じるかもしれませんが、目標を人に話し、それを達成できないという事実は個人差はあれどあなたのプライドを傷つける結果となります。
これがもし誰にも言わず、自分で設定し、自分の中だけで目標を完結させていたらどうでしょう。
おそらく僕のような怠け者であれば、すぐに「向いてないし辞めよう」「達成できそうにないけど、まあいっか」となってしまうことは簡単に想像できます。
他人に話すという行為が、この逃げ道に抵抗感を与えてくれます。
話す相手はだれでも構いません。
家族や友人、同僚に話してもいいですし、ブログやSNSに書き込むだけでもOKです。
大事なのは、どんな目標を立てたかということとその結果を自分以外の誰かに報告するということです。
目標を立てたことを話す時点で、その成否に関わらず、絶対に結果を報告するという旨を伝えておきましょう。
これによって緩い強要が生まれ、期間までに目標を達成できなくなりそうになったときに湧いてくる感情が『諦め』ではなく『焦り』に変わってくれるはずです。そのような焦りすら継続の為の燃料として活用していきましょう。
要素2.得られる結果の鮮明なイメージ
何かを頑張ろうと考えるということは、貴方には何か成し遂げたい欲求が存在するはずです。
多くの人はこの欲求というものがぼやけた状態で行動を開始したり、行動を進める中で曖昧にしてしまうものです。
貴方に最初に活動のキッカケを与えた願望の結果、これをハッキリとイメージすることが継続した努力を実現する為の2つ目の要素です。
欲求そのものがいったい何であるか
まずは行動の原動力となる欲求をリアルに思い浮かべるようにします。
副業で利益を上げたいというのであれば、今の生活に月5万円がプラスされたときの自分の生活をイメージしましょう。
きっと今よりもちょっとだけ高価なファッションを身に付けられ、少しだけ美味しい食事をとれる機会が増えるでしょう。
それが些細な変化だったとしても、今より良くなった生活を想像することはきっとワクワクする行為であるはずです。
このイメージをより鮮明に、より具体的に固めていくというのがここで紹介するテクニックの大筋です。
まずは最低でも1日1回、自分が頑張った結果得られる状況を想像するようにしましょう。
注意して欲しいのが、自分が経験しているかのようなイメージでなくてはなりません。
憧れの有名人のような生活を望んでいるかと言って、その生活を羨んでいる状況ではあまり効果がありません。
それは純粋な願望ではなく、憧れであり、貴方を突き動かすエネルギーとしての品質は非常に低いものです。
貴方が何を得て、どうなるか。これをイメージするように気をつけてください。
ネガティブな感情でも活用できる
自己啓発本で有ったり、成功している人のSNSのコメントではポジティブな感情が成功のカギであると述べられていることがほとんどですが、実際は暗くネガティブな感情でも貴方を奮い起こすことは可能です。というよりも個人的にはネガティブな感情の方が効果的であるとも感じています。
どのようなネガティブな感情を努力、継続に活用するのかを以下に書いていきます。『結果を鮮明にイメージする』という基本は変わりません。
頑張らなかったとき・諦めた時の状況を想像する
自己啓発に興味を持った人ならほとんでの人が名前は聞いたことのあるであろう7つの習慣。
正直僕は全ての内容にピンと来たわけではないのですが、この著書のある1節に大きな衝撃を受けました。
終わりを思い描くことから始める
この章では自分の葬儀のシーンを思い浮かばせるという始まり方をします。
著書の伝えたかった内容とは少しズレているかも知れません。僕はここで努力をせずに今の状態で人生を歩み死んでいく状況を想像し、非常に恐ろしくなったのです。
当時僕は正社員として働いてこそいたものの、家に帰ってからは面白くもない映画やゲームに興じているという怠惰で虚しい毎日を過ごしていました。
このままのペースで人生が進んで、死を迎える時、自分はどんな感情を抱くだろうか。きっとそれは明るくも楽しくもないものであることは明らかでした。
今でもこの恐怖心は僕の日々の行動を支えている要素のうちの大きな1つとなっています。これを僕は『臨終恐怖活用法』と呼んでいます。クソ暗いですね。
ここまで行かなくても、今の生活が続いたとき、自分がどんな辛くつまらない生活を送ることになるかを想像してみるとよいでしょう。
現状に満足していない人であればあるほど、この方法は効果テキメンです。
頭の中でなら他人を巻き込むのもOK
ネガティブな感情でもう一つ。他人との比較を活用するのもOKです。
他人と比較してばかりの人生は虚しいものではありますが、努力する為のツールとしてピンポイントに活用する分には大いに有効だと考えています。
自分より収入が高いことを偉そうに話す知人を見返してやりたいという嫉妬心でもいいですし、堕落した毎日を送って失敗している他人を見て「あのようにはなりたくない」という感情でもいいでしょう。
どんな場面でも競争心は大きな原動力となってくれます。あくまで仮想の敵、あるいは基準値として他人を使用するだけですので、誰にも迷惑はかけません。
これについては実践することを積極的に勧めることはしませんが、努力の為の強力な武器となってくることは間違いありません。
きれい事などかなぐり捨ててでも努力をしたいという人は活用してみるとよいでしょう。
なりふり構わず行動できるようになる
ポジティブなものにしろ、ネガティブなものにしろ、具体性を持ったイメージは貴方の行動・習慣を大きく左右する存在となりえます。
ポジティブなイメージならば馬の前に吊られたニンジンのような褒美として、ネガティブなイメージならば貴方を追い立てる猛獣として機能してくるでしょう。
それらのイメージがあれば貴方は目標の為に必要なことを手当たり次第試すようになります。そうすれば失敗すらも糧としてゴールに向けて努力を続けられるはずです。
『バカバカしい』『意味がない』『自分には向いていない』という感情は成功のイメージが曖昧だからこそ湧いてくる感情であるということを実感できるでしょう。
片方でも絶大な効果を発揮する結果のイメージ。是非とも使いこなしてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
長い間怠け者だった僕だからこそ分かる努力の為に必要なピースを伝えられたのではないかと思います。
今回紹介した2つの要素を意識してみるだけでも、行動の邪魔となっている悪い習慣を減らし、自分の利益のための投資を増やすことができるようになります。
そしてその結果得た成功体験は次の行動の為の追い風となり、好循環が生まれることでしょう。
集中力を高めたり、継続する為の具体的なテクニックというのは世の中でいくらでも紹介されていますが、具体的なテクニックを身につけてもその場ではやる気になったように思って終わるパターンが多いです。
大切なのはジワジワと習慣を変え、自然に努力できる状態を作るです。
この記事が、人生を挽回してみたいと少しでも感じている人の参考になれば幸いです。
閲覧いただき、ありがとうございました。