どうも、フリーランスエンジニアのてぃすです。
エンジニアの収入は技術に比例して上がるわけではない。というのはこのブログでよく言っていることです。
しかし技術と収入の因果関係はもちろん0ではありません。
そこで今回はITエンジニアとして働いていく上で収入アップに繋がる可能性の高い技術をピックアップして紹介していきます。
- 今やっている仕事で収入に限界を感じている
- 新しい技術を学びたいけど何を学ぶのが効率がいいのか知りたい
というエンジニアは要チェックです。
技術によって収入が上がる要因
まず収入が上がる技術とは何かについてお話しておきます。
この業界に限ったことではありませんが、技術に対する収入は主に
需要 × 希少性 × 企業の技術への投資
の法則に従って変動します。ITエンジニアの業界においては特に顕著にこの法則が働きます。
需要があっても、あまりにも身につけているエンジニアが多い技術は単価はそこまで伸びませんし、逆に希少性があっても需要がなければ同様となります。
企業の技術への投資は他2つと比べて特殊ですが、需要・希少性を満たしていても採用している企業の多くが儲からない市場にいたり、技術に対してあまり投資していない場合、エンジニアの手元にくる報酬は打ち止めとなってしまうため、今回法則の中に加えています。
で、この法則を満たすのは基本的に新しいモダンな技術だったりします。
そういった技術は総じて需要が多く、技術を追いかけているエンジニアしか身につけておらず、採用している企業も技術に対する関心が高いことが多い、という理由から上記の法則によってかなりの単価向上に繋がるわけです。
オススメの技術
では早速上記の要因を満たす技術について具体的に紹介していきます。
クラウドコンピューティング(AWS/GCP)
収入を上げるために学ぶべき技術を1つに絞れと言われたら間違いなくコレ、というのがAWSやGCPが有名なクラウドコンピューティングサービスです。
特にAWSについては専門にしていなくても、基本的な扱い方を身につけているだけで単価に大きな違いが出てくるほどです。
さらに発展して
- パフォーマンス改善
- セキュリティを意識したネットワーク周りの設定
- サーバーレス環境の構築
- Infrastructure as Code(構築手順のコード化)
などの理解を深めることができれば、かなりの単価アップを期待することができるでしょう。
これから身につけたいという人は、書籍などを読みながら、自分でアカウントを作成して構築して基礎を学んだのち、実務の中で技術を磨いていくのがオススメです。
コンテナ技術
Dockerをはじめとするコンテナ技術を学んでおくことも大きな収入アップに繋がります。
Vagrantなどと言った仮想化技術の経験がなくても、コンテナ技術という括りを先に学んでしまうのが個人的にオススメ。(もちろん基礎として仮想化技術を学んでおくのも大事です。)
モダンなプロジェクトにおいては開発環境も本番環境もコンテナ技術をベースにして運用しているところが非常に増えてきています。
またKubernetesなどのより発展的なコンテナオーケストレーション技術は希少性も高く、かなりの収入アップが期待できます。
上記のクラウドコンピューティングサービスにおいてもコンテナ技術と連携しているサービスも提供されているいるので、組み合わせて身につけていけば、それだけでひっぱりだこなエンジニアとして活動できるででしょう。
こちらもまずは書籍などで知識を集めつつ、ローカル開発環境をDockerで構築してみるなどから初めていくのがオススメです。これにはローカル環境を綺麗に保ったり、バージョン依存に悩まされる確率を下げるというメリットもあります。
Go言語
1つだけプログラミング言語としての紹介となるGo言語。
プログラミング言語が収入を左右するということは本来あまりないのですが、Go言語に関しては個人的に収入増を体感しているのでリストアップしています。
まずGo言語は現在じわじわと需要を増している技術です。その原因は、
- シンプルかつ強力な言語仕様
- Googleが開発しているという信頼性
- シリコンバレーなどの技術の最先端では既に大きなシェアを獲得している
というところです。
他にも上でお話した、DockerやKubernetesなどのコンテナ技術を支えているツール等もGo言語を用いて開発されていたりします。
日本の技術の流行はシリコンバレーなど技術の最先端から数年遅れて波がくる、という話もありますので今のうちから身につけておくことで他のエンジニアと差をつけることが可能です。
さらに需要も上がっている上、特にGo言語を学ぶことの価値を押し上げているのが、希少性と企業の投資です。
Go言語は需要に対して、業務経験を持ったエンジニアが非常に少ないことが特徴的です。
またGo言語を採用している企業は技術に関して理解が深く、またチャレンジできる余裕も持ち合わせているケースが多いです。日本だとメルカリとかが代表的ですね。
いやらしい話をすると、お金のある企業が採用している割合が高いんです。
そのため今は他の言語と比べて高単価になりやすい、というわけです。
書籍などで学ぶのがいいのですが、Udemyでシリコンバレーエンジニアが公開しているGo言語レッスンが非常にクオリティが高いので、本気で学びたい人はチェックしてみるといいでしょう。
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実務で学びたい
技術を学ぶには百聞は一見に如かずではありませんが、実務の中で経験しながら学習するのが一番効率がいいです。
ただ需要が上がっている技術とはいえ、業界全体から見れば扱っている企業はまだまだ少数です。
そんなときはエンジニア専門の転職エージェントやフリーランスエージェントを使ってみることをオススメします。
これらのサービスはIT技術についても高い専門性を持っているので、使いたい技術を希望条件として伝えることもできます。
闇雲に自分で探すよりも、こう言ったサービスのネットワークを活用するという手段があることも覚えておきましょう。
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まとめ:市場価値をコントロールしよう
常に言っていることですが、技術を高めても必ずしも収入が上がるとは限らないというのがこの業界です。
しかし収入を上げるテクニックを行使した上で、学ぶ技術を賢くチョイスすることで更なるブーストが期待できるわけです。
今回紹介した技術は今後も業界において長く活躍できる可能性を持っているので、是非積極的に学んでみてください。